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下準備

「ごめんなさい。あたし嘘つきました」
「突然どうしたの! やっぱりなんで箱の中に入ってたかとか、その辺りの説明しないとだめってわかってくれたの?」
「いや、それはどうでもいいんだけど」
「……」
「前に、これから電卓アプリを作っていくって言ったんだけど、先にやっておいた方がいい下準備があって。 今回はそれを説明しようと思う」
「下準備って、なんか料理みたいだねぇ」

Text Editor

「さて、今見てる画面はこんなの。ってところまではいい? activity_main.xmlのタブを選択していて、右がわにこれから作るアプリの画面が表示されてる」
「うん。ちょっとあっさりしてるけど、エミュレーターでもこれと同じ画面が表示されたよ!」
「じゃあ、その下にあるDesignとTextのタブを見て。いまはDesignが選択されてるよね」
「あ、これかな?」
「それじゃ、その隣にあるTextをクリックして」
「クリック——ああっ!」
「はい。これからは、こちらの画面でアプリを作っていきますので、よろしくお願いします」
「なんか文字がいっぱいだよ!」
「落ち着いてハルキ。それはXMLという形式のファイル。 Androidアプリの画面はXML形式で書くんだよ」
「さっきの画面の方がいいよ!」
「さっきの画面……Design Editorはたしかに画面を見ながら開発できるけど、 最後の調整ではこっちText Editorを使うことになるんだよ。 ならこっちを使った方が結果的に早道だからね」
「うう、ひどいよ杏ちゃん……」

Project View

「続いて、左がわの画面にご注目ください」
「今度はなに……?」
「これはアプリに関係するファイルを管理する画面ね。Android Viewっていうの」
「関係するファイル?」
「開発するアプリはプログラムだけで出来てるわけじゃないんだよ。 さっきみたXML形式の画面や、表示するアイコンの画像ファイルや、場合によっては音楽を再生するかも。 そう言ったファイルをきちんとまとめて管理するのが、このAndroid Viewってわけ」
「へぇー。いっぱいファイルがあるね」
「じゃあ、左上にあるAndroidって書いてあるところをクリックして、Projectを選択!」
「ああっ!」
「なんかごちゃごちゃしたのが出てきたよ!」
「これがProject View。Android Viewがわかりやすく包み隠していたファイル構造をそのまま見せる画面だよ」
「さっきの方がいいよ! 好きなだけ包み隠して!」
「そうできればいいんだけどね。いろんな事情でまだこちらの方が使いやすい」
「どういうこと?」
「Android Viewは新しく開発中の画面で、画像とかの管理がまだむずかしいの。 結局Project Viewを使わなければならないって局面が絶対にあるから、こっちで慣れておこうね」
「えー、だったら最初からプロジェクトビューを表示しておいてくれればいいのに……」
「初心者は特に、Android Viewでまとめられてない、本来のファイル構造を把握しておくと、 トラブルの時に対応しやすくなるよ!」
「無視しないでよ。杏ちゃんー」

Reformat Code

「さぁ、最後は簡単。作成したばかりのプロジェクトの名前で右クリックして、 表示されるメニューから"Reformat Code"をクリック」
「確認のダイアログが表示されるから、このままRunボタンをクリックしていいよ」
「りふぉーまっとこーど? それって何か良いことあるの?」
「つまり、プログラムを見やすく整形してくれるの。 作りたてのプロジェクトに含まれているファイルは、必ずしも見やすいとは言えないし、 これからプログラムを変更していくにあたってフォーマットが統一されてた方がいいでしょ」
「んー、よくわからないや」
「ハルキは正直だなぁ……コーディング規約や整形の大事さについてはまた説明するよ……」
「ともあれ、これで下準備も終わったから、次からいよいよ本当に電卓アプリの開発をはじめるよ!」
最終更新日: 2015/09/03